書評と知的生産

情報総合学者ネクシャリストになりたいのです

2020-04-01

情報総合学ネクシャリズム? いったい何のことですか?」

「応用全体学とでもいうかな」

ヴァン・ヴォークト『宇宙船ビーグル号の冒険』

私はこんなひとです

高校時代、ふとした拍子に手に取ったSF本「宇宙船ビーグル号の冒険」。

衝撃でした。主人公は「全ての学問を修めた存在」でした。情報総合学という架空の学問の科学者。夢のような存在でした。

以来、私はこの夢を追いかけています。情報総合学者ネクシャリストになる。SFと知的生産技術の書物を拠り所に、試行錯誤を繰り返しています。

このブログはこんなブログです

このブログは「全ての学問を修める情報総合学」を実現する方法論を探す書評ブログです。

知的生産、マインド・マップ、フォトリーディング、NLP……。脳力開発をあつかった書籍を読み漁り、書評し、それを実践するブログです。

インプットに速読術、アウトプットにマインド・マップ、いろいろな方法論を比較検討してその抽象概念を探し出す。きっと目的のある読書って素敵だと思うんです。

このブログはこんなブログではありません

「知的生産にマインド・マップにフォトリーディングにNLPだって……? 情報商材やセミナー商売の臭いがプンプンするぜ!」

まったく同感です。自分でも胡散臭さ全開のブログだなって思います。

しかしこのブログでは「詳しく知りたい方はこの商品を!」とか「いまならこのセミナーで!」という誘導はしません。またそういったビジネスモデルをもつ会社とも関わりがありません。

このブログはわたくし個人が読んで紹介したい書籍や実践してみたい技術を案内するだけのブログです。ただそれだけです。

AI技術との関わり方

実は私はAIをかなり高く評価しています。そう遠くない将来に、AIは人間個人の脳力はおろか、人類全体の知識を越えて世界を正しく観測する存在になると思っています。

そんな時代に、個人が知識を貯め込む技術を身につけて意味はあるのでしょうか。AIが全ての学問を修め、正しい推論をする世界で、人間がそれを目指す意義はなんなのでしょうか。

それはたぶん、市販の普通車でも最高時速200キロの出るこの現代で、一生をかけて100mを最速で走る身体技術を磨くアスリートと同じなんだと思います。何十トンも持ち上げることの出来る重機があっても重量挙げ選手はウエイトを挙げ、水上バイクでいくらでも自在に海上を移動できても水泳選手は泳ぎつづけます。

それがきっと「一番人間らしい行為」だからです。「ヒトがヒトである理由」なんだと思います。要するに「機械は機械でやって。私は私でやるから」ということです。

俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ

「これから本当の冒険がはじまる」みたいなアオリをつけるとまるで打ち切りマンガみたいになってしまいますが、このブログは本当にまだ始まったばかりです。書斎の何箱も積まれたダンボールのなかにネタ本は大量に眠っています。片っ端から消化するのを見守っててください。

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